うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

深海の住人は周囲の人を重たくさせる

昨日夫から、「私の話を聞いていると、ドロドロした話が多くて、
気持ちが悪くなってくる、私は相手の様子を見ながら話をするということがなく、
私の話は10%ぐらいしか聞いておらず、話半分どころか、もう聞きたくない、というのを我慢している」
と言われた。

理由はいろいろあるみたいだが、
否認をして明るく話をしていたり、同じ話を何度もしていたりするとき、あとは「のんのんは深海に住んでいて、その話は聞いているのがきつい」ということだった。

ショックだった。

私は深いところの本質的な他の人が見ないようにしているような話にしか興味がないようなのだ。
そして友達相手だとセーブして話すが、(いやそれでも具合悪くなった仲の良い友達がいる)
夫だと、分かって欲しい、理解して欲しいという気持ちが勝ってしまう。
本当の私はこれだから、って。

例えばどんなことかというと
このブログに書いているような
父との確執とか、もし聞かされたら、多くの人が気持ちが悪くなるでしょう
大事な話と分かっているけど、辛くなるでしょう
そういう話をよくしているらしい。

夫は、私と結婚した当初、共感能力がない人だった。
とても優しい態度だったが本人には共感能力がないという自覚があった。

現実生活では問題がないが
「自分は仮に誤って人を殺してしまったとしても、どこか平気でいられてしまうところが問題だと思っている。」
と言っていた。
嫉妬心とかネガティブな感情も全くなく、「感謝の気持ちがない、分からない」ということだった。
適応能力が高いので、社会生活に支障をきたしたことはない。
だが、そういう感情面で問題を感じていたようだ。

ところが、私がうつ病になってその看病を長年辛い思いをしてしていたせいか分からないが(本人はあの頃のことを思い出したくないという)、人間の感情が芽生えてきたらしい。
うつ病って人間のネガティブな感情の塊で、周囲の人に訴えかけてくるでしょう。

それで、「そういう話を聞いていると感情が揺り動かされて、でも揺り動かされたくないから蓋をして気分が悪くなる」「今までは我慢できてきたが、どんどん削られてきて我慢がきかなくなってきた」
というのだ。

これはどういうことなのだろう。

彼は会社の中でも共感能力が芽生えたのを感じたという。
家庭で問題が起こって早く帰る部下がいて昔はなんとも思わなかったらしい。
だが私が鬱で彼自身早く帰っていた頃があってその経験から「ああ、大変だな」と共感する気持ちが出てその変化に驚いたらしいのだ。

夫は人間の感情が持てるようになってきているのかもしれない。
あるいは、そんな良い話ではなくて
単純に私の話がきつくて我慢できなくなってきているのか。