うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

現在の治療方針

 現在の治療方針は、①薬物療法と②気そらし③サポート④認知療法です。それぞれについて説明します。
 
(1)薬物療法
①抗うつ・抗不安薬の使用
 パキシル・レメロン・レクサプロ・リボトリールなどがそうですが、これらの抗うつ薬抗不安薬を用いて、全体的な調子を整えています。
②頓服薬の使用
 コントロールできない胸のざわつきを長時間感じたときに用います。
 
(2)気そらし
①WEBのゲーム 
WEB上で自分が気に入ったゲームをやっています。集中できるので、気がまぎれます。自分がうつであることは忘れられます。
この「集中できる」、ということは大切なことだと思います。うつ状態のひどかったときは、このように「ゲームに集中する」などということはできませんでした。これらの改善は長期間の抗うつ薬抗不安薬使用の効果だと思います。
②マッサージ
冷えとこりが強く、このような身体の不調は精神にも変調をきたします。気に入ったマッサージサロンがあって、そこへいくと確実に眠ることができ、終わった後、身体がすっきりしているので、身体の不調を強く感じたときにはいくようにしています。
「マッサージにいけるようになった、行きたいと思うようになった、行けば身体がよくなるから行こうと思うようになった」、これらも重要な回復のサインです。
以前もこのブログに書いたと思いますが、うつ病急性期状態の時にマッサージサロンに行ったら、一応対人状況であるために緊張の方が上回り、マッサージを受けている間中どんどん緊張が高まり具合が悪くなって、苦痛の時間でしかありませんでした。それが人前でリラックスできるようになったということですから、状態が良くなっているということです。
③レンタル犬
 最近始めたのですが、アニマルセラピーみたいな感じでしょうか?家に一人でいる寂しさなどがまぎれますし、もこもこしていていて肌触りがよく、気持ちが安らぎます。また「世話をする」という行為が、自分に向かいがちなエネルギーを外へ向けさせてくれ、うつうつとした思考に入る時間を減らしてくれます。多少責任を持った行為でもあるので、自分に自信もつきます。疲れがきたら、お返しして、またものさびしくなってきたらレンタルしています。
 
(3)サポート
家事のうち、料理を夫にサポートしてもらっています。料理は、複雑な思考過程を必要とするので、うつになると一番初めに症状に出てくると言われていますし、できるようになるのも一番最後と言われています。考えてみれば、献立をバランスよく考え、スーパーに出かけ食材を購入し、場合によってはおいてなかったりすればメニューを変更するとかしなければなりません。作るときも順番などを考える必要があります。うつの時にはとても大変です。私の場合、夫に料理の全てを任せています。というのは、料理に関する責任を全て夫に投げている、ということです。夫は自分で作ったり、あるいは弁当を買ってきたりあるいは、夫が自分でお惣菜を買ってきて、「ご飯だけは炊いておいて」と頼まれることもあります。いずれにせよ、この「責任を持ってもらう」というサポートは料理に関してはとても大切だと思います。これだけで病者の側から見ると、大変気持ちが楽になるのです。
 
(4)認知療法
 いまや認知療法については、インターネットでも本でも、自分でとりよせ、取り組むことができます。うつうつとした思考にはまって抜け出せなくなったときにやっています。効果を感じられます。