うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

認知療法

 最近、取り組み始めた認知療法について、少しご紹介します。勿論万能ではないですが、効果を感じられます。
認知療法は、否定的な気分を引き起こしている、考え方や行動に働きかけて、気分を改善させる、うつ病に効果のある治療法です。自分一人でも取り組めることが特徴的で、まず初めに薬物療法を導入して、少しまともな思考を取り入れることも出来るようになったら、やってみるといいと思います。
 
 最近の私の認知療法の一例をご紹介しましょう。少々長いです。
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★同定
状況:夕方、一人家にいる。ゲームも一通りやり、やることなくなった。外は寒い。
感情:焦り70
自動思考:①早く治さないと大変なことになる。早く行動しないと。ご飯作りしてみようか。行動しなかったらどんどん周囲に先を越されてしまう。子どもも生めない年齢になる。立ち直るきっかけを失う。私は治らない②本心ではやりたくないと思っているから具合が悪くなるに違いない。結局、本心ではわがままで家事をやりたくないと思っている自分が抜け切らないのがダメなのだ。私はわがままでダメな娘だ。
 
     証拠について考える
①私は治らない。早く何か行動したほうがいい。
根拠:ゲームはやるのに、料理はできない。
反証:最初の頃は料理をやって悪化した。早くとか焦ってやってよくなることはない。今まで少しずつ良くなってきている。
総合:少しずつよくなっているから、現状に適した行動的な介入をはっきりすることが必要である。
②私はわがままでダメな娘だ。
根拠:人のためにする料理をしたくない。これから毎日毎日買い物に行き、料理をする人生だと思うとうんざりしてくる。それで将来への希望を失う。わがままだといわれてきた。
反証:健常者でも毎日の献立に困っている。病気になるとまず料理に現われる。Drも理解している。その他の洗濯、ゴミ出しはやっている。ときどきの風呂掃除やトイレ掃除、部屋の掃除はやっている。病気なのであってわがままとは関係ない。
総合:料理をしたくない私は悪くない。気合でやりたくなろうとするのは間違えている。
 
     総合的な判断の上で根拠に対する反論をしてみる
根拠に対する反論:
ゲームはやるのに、料理はできない→病気だからだ。わがままでも病気じゃなければ自分はやるだろう。ゲームができるようになったことは病気が少しずつ回復している証拠だ。今のままを続ければいい。
 
★今の気分
焦り20