うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

人生の流れに合わせて。。。

作家の村上春樹氏の言葉に、こんなものがある。(確か)

「自分のやりたいことを決めて、人生を決めるのではなく、自然な人生の流れの中で、自分のやりたいことをやるのがいいと、僕は思います」

若い頃10代~20代中盤ぐらいの私は、まさに前半のような生き方をしていたと思う。自分の人生計画の中に、人生の流れを無理やりに引っ張り込んでいたので、周りが全く見えていなかった。今考えれば、恋人や家族に、ずいぶん悪いことをした。

そして30代に入った今、私もそういう生き方をしていきたい、というか、するんだろうなと思っている。目標を決めて一直線に突っ走り、人生の自然な流れを歪めることは、もしいるとしたら、この世をつかさどる神様に対して全く傲慢。人生というものを自分でコントロールできる、操縦できると思っている。

人生の流れの中に自然に身をおいて生きている人はだいたいこんな言葉を使う。

「特にやるべきこともなかったので、(そこにあった)〇〇をしようと思ったのです」
村上春樹氏の作品「1Q84」の登場人物のタマルが施設で弱い者を守ろうと決意したときにもそんなようなことを言っている)

日々を切実に生きていて、その中で自然に降りてくるものがあった時、そしてそこにピンときたとき、自分はそこにコミットしたいと思う。

私は今まで「〇〇をしたいけど、お金がないからバイトした」という状況になったことがない。これはお金持ち自慢ではない。決して。私はお金持ちではない。お金があろうとなかろうと、バイトするのが大学生だから、バイトする。社会人になったから働く。そういうことに縛られていたと思う。

でもいつかそんな感じに言えるようになりたい。ニーズが先で、やるべきことはあと。「お金が必要になったから、働こうかと思ったのです」と。できればそれが、人のために必要なお金なら、なおのこと最高だ。

それが自然。