うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

今日は嬉しさのあまり。

暑くなってきましたね。東京は日中最高25℃ぐらいまであがりました。
街は半袖の方も多く見られ、ハンカチで汗を拭う姿もありました。
 
さて、今日はとても嬉しかったので投稿を。
 
何と、半年行けなかった美容院に行けました
病気になってから、少しリラックスできたらいいだろうと思い、大好きなリフレクソロジーに行ったところ、体中に緊張感がみなぎり、息苦しくなり、リラックスどころか苦痛に耐える時間になってしまって以来、一定時間拘束されるような場所は、怖くてずっと避けていました。
 
今回、踏み出す勇気を与えてくれたのは、10年間お世話になっていた美容師さんから、美容院をやめるという連絡をもらってから。ヘアカットのためだけでなく、ストレスがたまったときに話を聞いてもらうために立ち寄っていた。親しい友人とはまた違う感覚。近すぎないけど、遠すぎない、そんな人に聞いてもらいたい時もありますよね。そんな人であり、私にとってのある種の居場所でした。
 
だから、連絡をもらったときには、「え~いなくなっちゃうの?」と、すごく心の中に喪失感いっぱい。そして、最後にお別れを言いにいかなければ、という気持ちに。
 
でも、そこからが葛藤。果たしてまたあの発作のような不安感が起こったらどうすればいい?途中でやめにしてもらうか?でもそんなことしたら相当自分もショックを受けるだろうし、もう二度と美容院には行けなくなるかもしれない。。。
でも行かなければ、でも怖い、でも行かないと、、、
 
そんなことをぐるぐる考えた挙句、どうにもならなくなって、姉に電話を。
私:”一生美容院にいけなくなったらどうしよう。”
すると姉:”一生、美容院なんて行けなくたっていいじゃない!”
慰めてくれるかと思ったのに”えっ?”と拍子抜け。
夫に相談すると、やはり”美容院にいけなくなったっていいじゃないか。俺が切ってやるよ”
なんて奴らだ、ヒトゴトだと思って。女子にとっては、自分の好きな髪形って一大事なのに。顔が普通でもちょっとよさそうに見えたり、まずいところごまかせたりするんだからヨ!
二人のテキトーなアドバイスに、逆にカクッと何か、こだわりがとれた気がして、「行ってみようかな」という軽い気持ちに。(不思議なもんだ)
そこで、事前に準備して対処法を考えました。
 
★まずは行く前にデパスを服用する。(私の場合あまり効かないのですが、気休めに)
★できるだけ時間短縮のため、洗髪とブローはやめてもらい、カットだけにしてもらう。
★不安感が上昇するようであれば、一言伝えて、目をつぶって集中し、ゆっくり呼吸をする。
★どうしても駄目ならトイレに行って一休みする。
★それでも駄目なら途中でも帰る。
★多分、不安がすごくなってしまったら、かなり落ち込む。だから落ち込まないよう、”不安が生じることを前提に、カットと最後の挨拶をすることが目的でいく”と前もって言い聞かせる。そうすれば不安感が出てもおちこむことはないだろう。
 
そして上記のことを書き記したメモをバッグにしのびこませ、いざ出陣。
・・・結局、不安感は生じず、洗髪とブローもしてもらい、ゆっくりお話もできました。一時間ぐらいはいたと思います。カットしてもらい、話している間は、不安感のことは忘れていました。
うまくいったのは多分、「最後に美容師さんに会っておきたい」という目的が強かったことと、不安感が生じることを前提に、いろいろ対処法を前もって考えていったからじゃないかな、と思います。覚悟が決まったんですね。
 
不安障害で困るのは回避場面があって日常生活に支障が出ることですよね。
なのに不安感への恐怖が勝ってしまい、どうしても行けず、落ち込む。映画館にもいけないのか、歯医者にも行けないのか、電車にも乗れないのか、私ってこんなに障害された人生を歩むことになるのか、、、とドツボにはまる。
そんなとき、踏み出す勇気を与えてくれるのは、たとえ不安発作が起こったとしてもこれをやらなければならない、という強い思いがあること。そして大抵の場合、その目的とか信念っていうのは、愛する人のためであったり、会いたい人のためであったりすることが多いのではないかな。
 
言うのは簡単ですが実行するのは難しい。私もまだまだ回避場面、あります。。。いつ克服できるのやら。