うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

ヘルペス

 私は持病で口唇ヘルペスを持っています。年に2回ぐらい、季節の変わり目とか体力的に疲れているときになりやすいです。はじめは鼻の下にできやすいので、とても恥ずかしく、一生この症状のために薬をもらいに病院に行かなければならないのか、と憂うつだったのですが、薬を飲めばすぐによくなるし、最近では、「身体が疲れている」というサインだし、自分らしさの一つとして、受け入れています。周囲の人にも、おもしろおかしく指摘されたりするのですが(「また、なってるよ~」とか)、それも、特別不快と思っていません。
 知り合いの皮膚科でない医者に
「あ、ヘルペスですね」と発見され、
「そうなんですよ。よくなるんです。皮膚科でないのに先生も分かるんですか?先生のところでも薬出してもらえますか?」
「ああ、いいですよ」
 
という感じで、結構気楽にこの症状と付き合ってます。今や、自分の一部として、この症状をいとおしく、思っているくらいです。思春期のときは見た目を気にするときですし、もういやでいやでたまらなかったですけどね。だって、鼻の下に絆創膏を貼るハメになっていたりするわけですから。。。支障はもちろんありますよ。年に数回は鼻から上唇にかけて水泡ができ、かさぶたができ、結構目立つ、という状態が1週間続くわけですから、化粧でごまかすこともできませんし、病院にはすぐかけこまなければならないし(なってから1,2日が勝負なのです)。でも、別に人生の重荷とは感じていません。
 
 しかし、現在自分が抱えている精神症状に対しては、どうもヘルペスのようにはいきません。全然慣れないし、全然受け入れられません。人前で不安症状が出てパニックになるとか、日によって全くご飯が食べられないとか、人前や重要書類に字を書くときに手が震えることとか、全然許せてないし、自分の一部だと思っていとおしさなんて感じられません。慣れないのです。人よりかなり多くの不自由を抱えると思い、生きづらさを感じてしまうのです。
 実際の症状以上に、この慣れなさ、自分の一部としていとおしく思えるぐらいの受け入れられなさ、が問題なのですね。それが症状を増強させてしまっているのです。