うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

治していくときに必要な心構えと考え方(3)

    ☆試行錯誤☆
ありとあらゆる方法を駆使して、試行錯誤をする。
 
 病気になると初期の段階では、
「治らないんじゃないか」、もっとひどくなると、「治らなくていい」→「治りたくない」
 みたいな思考が生じてくる。こういうときはとても危険な状態である。
 
 こういうときにはほぼ「自分の力」に頼ることはできない。つまり、自分で試行錯誤をするというのには、既に限界がある。だから人の力を借りて、薬の助けを借りるなり、仕事を休んで休養をとるなどして、応急処置を講じるしかない。
 
 そうして幸運であれば、状態が改善していく。そして、「治るんじゃないか」「治りたい」という気持ちも出てくる。そうしたら、その気持ちをベースにして、ありとあらゆる方法を駆使して、治すための方法を講じる、という姿勢を持っているとよいと思う。病院に通っていればいつの間にか治るだろう、というような、思考的回避はよくない。病院に通うことは、以前にも書いたと思うが、治療のための中心的な選択肢のうちの一つでしかない
 
 うつだと感じたら病院へ行こう、というのは重要なことである。これは、病気である、という枠付けを明確にしてくれるからである。しかし、それと、病院に行って薬を飲んでいさえすればすなわち治る、ということとは別問題である。自ら能動的に、この病気に関わっていく必要がある。繰り返すが、簡単な病気ではない。精神疾患は、心の風邪なんかではない。私は「心の癌」だと思っている。その人の健康な心の部分まで侵入し、破壊していくものである。
 
 癌になったら、ありとあらゆる方法を駆使するだろう。治るための方法に、王道も、答えもないことは皆知っているだろう。治るまでの道のりは平坦ではない。精神疾患も同じである。
 
 ここは一つ覚悟をして、治すために、力を使ってみようではないか?
 
 と、思った新しい年の幕開け。