オレンジ食べる
今日は、オレンジを食べた。
美味しかった。
うつ病になってからできなかったことだ。。嬉しかった。
オレンジの美味しさを知っていて、それへの欲求を満たすため、包丁で皮をむく、というただそれだけの行為。
それがうつ病になるとできない。
まず、オレンジの美味しさを忘れる。食欲がないから。前と同じようにその欲求がないことに苦しむ。
オレンジの皮を包丁でむくということができない。ただそれだけのことにひどくエネルギーがいるし、包丁が自分をさしてしまいそうでひどく怖く感じる。だからできない。それでまた自分を責める。
そういうことの繰り返しだった。むくときは、食べなければいけないから、むかなければいけないから、と苦しくても必死でやってた。
でも今日はちがった。普通にオレンジ食べたーいと思えた。そこに食欲が満たされる喜びを予想でき、皮をむくことも何の苦もなかった。尖端恐怖もおさまっていた。
ただそれだけのことがとても嬉しい。
うつ病の人なら、分かってくれるだろう。