うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

うつの時、役立つこと

ひどいうつの時には、脳が疲労してしまって、機能が低下しているそうです。
単に考え方が悲観的になったり否定的になったり気分がおちこんだりするだけでなく、身体にも症状が現われるようです。
私も、うつは気の持ちようではなく、脳が変化してしまっているんだなあ、と実感しています。
一番大きいのは、「考えられない」ということ。ものの名前が思い出せないとか、人に言葉で説明できないとか、よくあります。いつも通っている道で、に電話がかかってきて「今どこにいる?」って尋ねられていて、「なんて答えればいいんだろう?」って分からない。
 
あ、本当に脳みそが働いてない!って思った出来事です。思考力の低下ですね。
 
うつのときには、まず脳疲労を回復させるってことが一番大切。そのために、うつの治療では、「薬&休養&環境調整」が治療の3本柱と言われています。
私の場合、これをもとに、次のようなことを方針として立てています。
 
1.ぐっすり眠る。必要なら睡眠薬を使用。
2.やりたいことをやり、やりたくないことはやらない。
3.五感が”快”と感じることを積極的に取り入れる。
4.社会的活動は避ける。責任のあることや約束事のあることはしない。
5.以上のことを実行するために、家族・周囲に理解と協力を求め、サポートしてもらえる部分はしてもらう。
 
心地よさを感じる必要性;
文字通り、味覚、視覚、触覚、聴覚、嗅覚、に快刺激を与えることが大切。食事は、特に食欲が低下しているときには、栄養的に身体にいいもの、というよりは、子どもみたいに「おいしい」って思えるものとか、喉ごしのよいものがいいと思います。だからハンバーグとかカレーライスとかアイスクリームとか、の方が野菜たっぷり、というよりもいいんじゃないでしょうか?あとは視覚に訴える彩り豊かなもの。赤や黄色や緑色、さまざまな色がちりばめてある食事。食器も「見ているだけで気分がいい」と思えるものがいいです。私は食欲がないときでも、食器が彩り豊かなだけで急に食欲が出た、ということがあります。
 
料理について;
難しいのが、家事をどうするか?主婦の方は特に料理ですね。料理ってよく考えると複雑な思考過程を必要とするわけです。一口に料理と言っても、その過程を分解すると、
献立を考える→必要な材料を考える→スーパーへ行く→食材を探す→順番を考えながら作る、
と考えることだらけなのです。
うつのときにはこれは難しい!これでは、脳が全然休養をとれません。それから、「何時までにやらなければいけない」とか、「下ごしらえはここまでやっておいて、ここからは家族が帰ってきてからにしよう」とか、そういう、普段はプレッシャーにもならないプレッシャーが非常に重く感じる。
材料をただ切るだけとか炒めるだけ、ということと、料理に責任を持つってことは違うんです。前者はうつのときにはやってもいいが、後者はできればやらない方がいい、と思うんです。現実には難しいですが。。。だから私はできるだけ考えなくても作れるものを今作るようにしていますが、献立を考えて、必要な材料を考えて、、、というところが今も難しく、何かいい方法はないものかと試行錯誤中です。