カウンセリングで振り返り
私はなぜこんなひどい目にあったのかが理解できない。特に病院に行けるようになるまでの1年半が地獄。なんでこんな思いをわざわざしなければならなかったのか、不可解。
それでカウンセリングでその間の話をしている。
話していて分かってきたことは、
これは病気にさせられたのではなく、「自分がやりたかったこと」なのではないかということ。
この時の私が欲していたことは、母に注目してもらい、駄目な自分を見せ、完全に理解をしてもらうことだった。これは幼いころの自分が満たされなかったことであった。
母は自分の期待する娘にできないことがあるなどと考えたこともなく、理解もしなかった。だからどう頑張っても、うつ病で何もできない姿を見せ、母が理解せざるをえない状況にしたのかもしれない。
そして、両親にできることに限界はあるのだということを知り始めた頃、実家に行かなくなった。
だから両親をあきらめること、これも私がやりたかったことなのだ。
そしてこのころを振り返りたいのは、まだ自分の生き方が定まらず前に進めていないから。現実の母に対しては縛られることがなくなったけど、心の中に母から植え付けられた価値観はまだ残っている。
それでどう生きたらいいか分からなくてとまどっている。
でもこれは「自分がやりたかったことを」文字通り、身体全体で、命をかけてやったのだということ。
そういうふうに思うと、少しは、効力感が出るかな。