うつ病・不安障害日記

毒親の両親に育てられ、成人後ひどいうつ病を発症した毒子日記です。

自分の中の父親像と対峙(スキーマ療法?)

自分の中にある批判的な父親像と対話&対決してみた。
自分が人から批判されると思う時に、心の中で、現実の父親が自分を批判する像がいつも浮かんでいることに気づいたからだ。

そこで自分の心の中にいる父親と対決してみた。
これは認知療法でいうとスキーマ療法にあたるのかもしれない。
自己流だがそれをのせてみる。

父親:昔から手伝いしないだろ。みんなが動いているときに一人だけ動かないだろ。
:だから何?
父親:だからみんなから嫌われるんだろ


ーーー実はここで筆がとまってしまった。小さいころからこのあたりで頭が真っ白になるのだった。でもここではあらためて会話を進めてみるーーー


:特に人から好かれているとも思えないパパに言われたくない
父親:いやだって、お前本当にそういうことやらないとだめだぞ(目を吊り上げてる像が浮かぶ)
:苦手なことぐらいあったっていいじゃん
父親:そのせいでみんな他の人がお前の分もやってるんだよ
:だからってそんな私という人間全存在を否定するような言い方をしなくたっていいんじゃないの
父親:だってそうだろ。
:そうって何が
父親人間失格だろ。人に嫌われるぞ
:よく動いている見本のパパは、そうやって私の存在を全否定することで私に嫌われてるけどね。動いていたって嫌われることについてはどう説明するの。ママだってそうじゃない。働き者だけど人を批判ばかりすることで家族から嫌がられてるじゃない。パパだってそう思ってるはずでしょ、ママのこと。嫌われるのは働かないからではなく人のことを全否定して批判するからだよ。そんなこと言っている自分はじゃあどんだけ人から好かれてるんだよ。パパを訪ねて家にやってくる人なんていないじゃない。
父親:屁理屈をいって働かない理由にするな
:世の中には働き者ではない人はたくさんいる。でもその人が存在価値がないということにはならない。うちの人はみんな働き者だというだけだ。その価値観に私を巻き込まないでくれ。〇〇ちゃんなんて自分の好きなようにしかいきていないけど友達がたくさんいる。働き者のパパにはあれほどの友達がいるのか?働かないと嫌われるというのならその根拠を示せ。
父親:お前嫌われてるだろ。
:それはパパが私を嫌ってるということだ。みんなじゃない。自分が私を嫌いなんでしょ。みんなに転嫁するなよ。父親のくせに、自分の思い通りには働き者でない娘をパパは嫌いなんだよ。なんてひどい親だよ。ありのままの私を好きじゃないんだよ。怠け者だけではない、いろいろいいところがあってもそれを見ようとなんてしないんだよ。私が何が好きで何に楽しみを感じるかも知らないくせに。ごまかさないで私を好きなのか嫌いなのか言ったらどうなの。
父親:・・・
:嫌いなのなら、みんなが私を嫌ってるんじゃない、パパが嫌ってるんだ。もし好きなら、私に対する言い方をもっと考えて。
父親:嫌いじゃないよ、みんながやってるときには一緒にやれって言ってるんだ。
自分:じゃあなんで嫌われるぞなんていうの。初めからそういえばいいじゃない。
父親:いくら言ってもやらないからだよ
自分:そんなに言われた覚えないけど。


最後まで行けた。父親を言い負かせた感じがした。いや、言い負かすというのは変だな。自分の中にある自分の批判的な父親像に打ち勝てたということだ。自分で自分を守れた感じがする。

私の中には「私は怠け者だから人から嫌われる」というスキーマがあってその起源は父親にあったのだ。
実際の父親はこんなにやり合う前に、面倒になって会話を中断していると思うが、自分の心の中では批判されていることが続いていた。それで心の中の父親が黙るまでやり続けてみた。

初めての体験。
父親のことはこのブログでも書いて来なかったが、ずっと蓋をしてきたかったんだな。
でもこうやって蓋をあけて対峙してみると、じゃあ父親がそんなに怖い存在かっていうと今は心の中で言い負かせるんだから大したことないって分かる。

それから父親の気持ちも分かる。あ、嫌われてたんじゃなくて、ただ、やれって言ってただけなんだなって。